本番に強くなるには高いエフィカシーが必要

本番で持っている実力通りの力を発揮する人と、どうも本番になると力が発揮できない人がいます。


今日は、次の書籍から本番に強くなるのに必要なものを考えたいと思います。

　　『本番に強い脳と心の作り方』（苫米地英人著）


苫米地英人は、脳機能学者として多数の本を著しているだけでなく、オウム真理教信者の脱洗脳などで活躍したことで有名です。

最近では、オセロの中島さんの脱洗脳にも関わったのではないかと噂になっていますね。



さて、そんな苫米地英人がこの本の中で指摘しているのは、

「試合に勝つには常に高いエフィカシーを維持することが必要」

ということを何度も言っています。


エフィカシーというのは、自分の能力に対する自己評価のことです。ですから、簡単に言えば「自分はできる人間だ」と心の底から思い、自分に自信を持つということが本番で実力を発揮するには欠かせないということです。


この方法を非常に有効に使って試合で実力を発揮している選手としては、サッカー日本代表の本田圭佑選手がいます。

彼はビッグマウスで有名ですね。つい先日も同代表の香川真司選手がマンチェスターUの移籍が決まったことに対して、

「真司（香川）は世界のトップクラブでプレーするにふさわしい選手。日本人として誇らしい。だが、自分もビッグクラブにふさわしい選手だと思うし、ライバルとして真司をいい形でサポートしていければと思う」

という発言をしています。


このように本田圭佑選手の場合は、自分個人だけではなく、メディアを通して公言することによってさらに自分のエフィカシーを高めていると考えられます。


プロスポーツ選手などではエフィカシーを高めるには、通常、アフォメーション（理想的な自己イメージを作る方法）という方法がよく使われます。


プロスポーツ選手やアマチュアのトップではない選手が、このアフォメーションという方法を使いはじめるのはなかなか難しいでしょう。選手本人がかなりやる気がある場合などはうまくいく可能性があるので、試してみるのもいいかもしれません。

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